CRE最前線!

2013/10/15 UP

事業ライフサイクルとCRE戦略

はじめに

日本土地建物では長年にわたり数多くのお客様のCRE 戦略を支援してまいりました。最近では、多数の不動産を保有されている業種、例えば鉄道業、陸運業、小売業などからのお問い合わせやご相談が増えています。本稿は、そうした最近の当社へのご相談とその対応の中から、今後のCRE戦略のコンセプトや方向性についてまとめたものです。

近年、経済のグローバル化の進展等に伴い、日本企業が営む国内事業の多くが成熟期あるいは衰退期を迎えています。この時期の投資戦略は、「プロダクトライフサイクル理論」によると投資を抑制しながら事業の最適化・効率化を図り、収益としての果実を最大限享受すべきとされています。

「プロダクトライフサイクル理論」とは製品(事業)が市場に投入されてから、寿命を終えて衰退するまでの製品の売上や利益の変遷を、導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つに分類して体系的に説明したもので、それぞれの段階における戦略のあり方について示唆を与えてくれる理論です。

これまで多くの企業が導入期~成長期を通じて、事業の拡大とともに不動産投資を継続して行ってきた結果、日本企業のバランスシートには多大な不動産が積み上げられています。「プロダクトライフサイクル理論」によれば、成熟期に入った事業に関わる不動産については、今後、追加投資の抑制と保有・賃借コストの削減、事業規模に見合う施設の最適化等がクローズアップされることになるでしょう。

CRE戦略とは、企業が保有または賃借している不動産(CRE:Corporate Real Estate=企業不動産)を事業戦略や財務戦略等との関連性を考慮しながら最適化していくことですが、昨今いただくCREに関するご相談のうち事業再編、拠点戦略の見直しとポートフォリオ戦略立案、賃料コストの削減といった各事案は、いずれも当該企業の「事業ライフサイクル」と密接に結びついたケースが極めて多いことを強く実感しています。

本稿では、これまでの当社の知見を踏まえ特に成熟期や衰退期におけるCRE戦略の基本的な取り組み姿勢や考え方を述べるものです。読者の皆様におかれましては、この「事業ライフサイクルとCRE」を意識しながら読み進めていただき、日々のCREマネジメント上の参考になれば幸いです。

(CRE SOLUTION Report 編集部)

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