CRE最前線!

2010/8/31 UP

2.空気の熱を上手に活用するヒートポンプ

Question

電気を使う私たちができる環境への貢献はあるのでしょうか。

Answer

今までお話してきたのは、電気をつくる側からの環境対策ですが、実は東京電力で重視しているもうひとつの取組みは、電気を使われるお客さまへの省エネ提案です。

例えば、ヒートポンプという原理を耳にされたことがあるかと思います。ヒートポンプというのは、熱を低温側から高温側に移動させる原理です。この原理を利用したエアコンやエコキュート(電気給湯システム)は効率性が高いので、電気の使用量を減らすことができます。それによって、CO2の排出量を抑えることができることになります。(図2)

<図2 空気の熱を上手に活用するヒートポンプ>
空気の熱を上手に活用するヒートポンプ
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また、太陽光を利用する太陽光発電と太陽で暖められた空気の熱を利用するエコキュートを組み合わせたツインソーラーシステムも、住宅などで導入が進んでいます。こうしたオール電化住宅は、電気の使用量が減り経済的なだけでなく、安全性が高く、CO2排出量削減に繋がるため環境にも良い、ということになります。他社の調査結果によれば、現在、注文住宅の約7割がオール電化になっています。お客さまにオール電化の生活スタイルをご提案していくのも、CO2排出量削減に向けた東京電力としての取組みのひとつです。(図3)

<図3 ヒートポンプのCO2削減ポテンシャル>
ヒートポンプのCO2削減ポテンシャル
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さらに、これまでも自動車メーカーと協力して電気自動車の開発を進めてまいりましたが、これからは電気自動車用の急速充電器をインフラとして整備していくことが社会的に求められてくると考えています。電気をつくるときにCO2が排出されることを勘案しても、電気自動車はガソリン車の約1/3~1/4のCO2排出量といわれています。電気料金単価によりますが、電気自動車ならば約1~2円で1キロメートル走れますので、家計にもやさしいといえます。

Question

エコキュートという言葉はよく耳にしますが、どのように環境に良いのか、もう少し詳しく教えていただけますか。

Answer

家庭でつかわれるエネルギーのうち、給湯が占める割合をご存知でしょうか。実は、家庭で消費されるエネルギーの36%(約1/3)が給湯につかわれています。消費者への意識調査では、家庭でのエネルギー消費としては冷暖房がもっともエネルギー消費が大きいとお考えのようですが、冷房のエネルギー消費は2%、暖房は21%、照明・家電製品その他が41%というのが実際の消費割合です。

エコキュートは、太陽で暖められた空気中の熱をヒートポンプで汲み上げて熱交換器で冷媒に集めます。その冷媒を圧縮機で圧縮することによって、高温になった冷媒の熱を水に伝えてお湯を沸かす仕組みです。空気の熱という再生可能エネルギーを上手に利用することによって、投入したエネルギーに対して3倍以上の熱エネルギーを得ることができます。

エコキュートは、割安な夜間の電気と高効率なヒートポンプを利用することによって、ランニングコストを大幅に削減するだけでなく、従来の燃焼式給湯器と比較して、エネルギーを消費するときに排出するCO2を大幅に削減できます。

<図4 ヒートポンプのCOP(エネルギー消費効率)の推移>
ヒートポンプのCOP(エネルギー消費効率)の推移
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空気の熱という再生可能エネルギーを活用するエコキュートは、資源小国の日本にとって、自然の恵みから得られる夢のエネルギーシステムともいえます。東京電力では「低炭素スタイルへSwitch!」のキャッチフレーズのもと、CO2排出量の少ない低炭素社会の実現に向けてご家庭でできる取組みのひとつとして、住宅へのエコキュートの導入をご提案しています。

おかげさまで2001年に実用化されたエコキュートは、2009年10月末には国内メーカーの出荷台数が200万台を突破しました。2020年までには1,000万台の普及を目標にしています。

エコキュート
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