CRE最前線!

2009/7/1 UP

第1回講座 研究会の開催経緯と環境不動産の概念

Question

不動産の価値を高めるために、不動産の評価に「環境」という要素を取り入れることを趣旨とする『不動産における「環境」の価値を考える研究会』を開催することになった経緯を教えてください。

Answer

ご承知のように、ストックベースでみた場合、日本の国民総資産約8,428兆円のうちその4分の1強の約2,267兆円を不動産が占めています。また、フローベースでみた場合、GDP約516兆円のうち約28兆円が建築に関する投資となっています。つまり、日本経済において不動産は高いプレゼンスを占めているといえます。

近年、経済のグローバル化や金融と不動産の融合が急速に進展する一方、地球温暖化等の環境関連にしっかり対応していくことが重要なテーマとなってきており、不動産の果たす役割も大きくなってきています。

国民の資産として環境の面でも優良な不動産ストックを形成するためには、環境とのかかわりを考えて不動産の価値を評価していくことが重要であるという観点から、昨年度より『不動産における「環境」の価値を考える研究会』を発足し、検討を開始しました。

研究会には、座長として東京大学生産技術研究所の野城智也教授にご就任いただき、委員として金融機関、機関投資家、デベロッパー、設計・施工事業者、電力業者などさまざまな分野の専門家の方々にご参画いただきました。また、オブザーバとして自治体や国の関係機関からも参画いただいています。

Question

環境不動産というのは、どのような概念なのでしょうか。

Answer

環境不動産は、一言でいえば、環境に配慮した不動産です。ヒートアイランド対策や景観など建物の外部の環境に及ぼす影響や、暮らしやすさなど建物の内部における環境に配慮した不動産を環境不動産と呼んでいます。建築物において、省CO2や省エネ対策のほか、さらに生産性の向上や快適性、緑や景観、生物多様性などへの配慮も重要な要素であり、省エネルギー、新エネルギー、緑化等、世界的にハイレベルの技術の技術をもつ我が国では、これらの技術を取り入れた、CASBEEの普及に向けた動きもあります。

このような環境価値の高い不動産ストックが形成され、定着していくためには、それを支えるために安定的な投資がなされること、オーナー、テナント、投資家など多様な関係者がそのメリットを共有できる良好な資金循環が形成されることが大切だと考えています。

<環境不動産への投資概念図>
環境不動産への投資概念図
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