CRE最前線!

2008/7/1 UP

第2回講座 CRE戦略実践のガイドライン・手引きの概要について

Question

今回、国土交通省で作成されたCRE戦略のガイドラインおよび手引きについての概要を教えていただけますか。

Answer

ガイドラインは、企業がCRE戦略を実践するうえでの参考書と考えています。いっぽう手引きは、CRE戦略を実践するにあたって実務的に参考となる事項や、既存の資料をとりまとめた資料集です。ガイドラインと手引きが補完しあいながら、CRE戦略の普及、CRE戦略を担う人材育成に寄与することを目的として作成しました。

ここではガイドラインの概要についてお話ししたいと思います。第Ⅰ章ではガイドラインの目的と概要を記述し、第Ⅱ章でCRE戦略導入の必要性と意義について記述しています。CRE戦略を導入することによって、企業にとってはコスト削減、キャッシュ・イン・フローの増加など企業価値の向上が見込まれます。また、社会的効果としては、不動産の有効利用の促進、地域経済の活性化、適正な地価の形成などが期待されます。

第Ⅲ章では、CRE戦略導入に際しての留意点を記述しています。特に、CRE戦略推進にあたっては、取締役会で基本的枠組みを決定し、成果が客観的に評価し得る業績評価指標を定め、業務担当取締役を置くなど、会社法制で求められている内部統制への取り組みの必要性、国際会計基準とのコンバージェンスにあたっての留意点について説明しています。

第Ⅳ章では、CRE戦略の実施体制の構築について記述しています。CRE戦略を実践するにあたっては、トップマネジメントに直結した全社横断型のCRE担当部門を設置することと、業務の効率性・客観性、ノウハウの高度化などの観点から既存組織の再編とあわせて、アウトソーシングを検討することも考えられるとしています。

第Ⅴ章では、CRE最適化マネジメントの実践として、CRE戦略の効果をより高めるためのCREマネジメントサイクルについて述べています。ここでいうCREマネジメントサイクルとは、リサーチ(Research)-プランニング(Planning)-プラクティス(Practice)-レビュー(Review)-リサーチへのフィードバックによる改善という5つの作業項目の循環モデルです。

第Ⅵ章では、CRE戦略と不動産分析と題して、企業不動産の使用価値と市場価値の比較検討など、不動産分析の実務にあたっての留意点を記述しています。最後の第Ⅵ章には、ガイドラインが示すスタンダードな考え方をご理解いただいたうえで、各企業において適切な修正をおこなってCRE戦略を実践していただくことの必要性について述べています。

ガイドラインの内容の詳細および手引きについては、ぜひ国土交通省のホームページをご覧いただきたいと思います。ガイドラインについていえば、第Ⅱ章、第Ⅲ章は、企業の経営者の方に目を通していただきたい内容になっています。また、第Ⅳ章、第Ⅴ章は管理者の方に、第Ⅴ章、第Ⅵ章は実務者の方に参考になるかと思います。

国土交通省ホームページ 「CRE戦略ガイドラインおよび手引き」
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/03/030428_.html

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