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2009/4/1 UP

不動産における「環境」の価値を考える研究会が発足

国土交通省は平成20年12月19日、省エネ性能が高いなど環境に配慮した不動産(以下、環境不動産)についての現状把握や価値向上方策などの課題の整理を行うため、「不動産における『環境』の価値を考える研究会」を設置し、同日、第1回研究会を開催した。

本研究会は「環境不動産」の活性化に向けた課題として、不動産の環境性能についての評価のあり方や情報提供方策、環境投資の対象として不動産を認識させるための方策、不動産投資の主体に対する「環境不動産」の認識度の向上策の3つを挙げている。

各委員は特に、「環境不動産」について経済的な効果の指標の必要性に言及。「その指標を基に、容積率の緩和や事業資金の融資など施策が必要」などの意見が挙がった。また、ある委員は建設の計画段階と竣工後の運用時でエネルギー消費量に相違があることを指摘。運用するテナントが省エネ行動に向くような施策誘導の必要性を述べた。

本稿では、国土交通省の資料をもとに「不動産における『環境』の価値を考える研究会」の内容を抜粋して紹介する。

1.研究会の設立趣旨

まず最初に、本研究会の設立趣旨は、以下のとおりである。

優良な不動産ストックを維持、形成していくためには、不動産への長期安定的な資金循環が必要であり、これまでも、不動産市場の活性化、透明性・信頼性の向上を図るため、国土交通省では、不動産情報の提供等に努めてきたところである。

優良な不動産ストックの形成に向けた動きの中で、近年「環境」をテーマとして価値向上を図る取組が注目されており、省エネ効果の高い建築の事例や、屋上緑化や緑地の配置により地域環境の向上をもたらした不動産の事例も増えてきている。また、これらの不動産の環境性能を評価するための建築物総合環境性能評価システム「CASBEE」普及の動きがある。

諸外国においても、環境性能の向上に関する技術開発、緑地等の整備に加え、不動産市場における環境に配慮した不動産への投資が注目され、経済的メリットに関する調査研究も進められてきている。

このようなことから、「環境」をテーマにして不動産の価値を高め、優良な不動産ストックの維持・創出を図るため、国内外の環境価値の高い不動産(環境不動産)を巡る状況や投資動向等の現状把握、環境不動産が多様な関係者に認識・評価されるとともにこれを長期的な資金の安定的な循環につなげていくための方策の検討、課題の整理を行う。

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