CRE講座

2009/2/1 UP

第2回セミナー 消費者が求める企業コンプライアンスとは

第1回目では、コンプライアンスの概念・コンプライアンスを軽視・無視・逸脱する原因、さらには、その結果招く事態等について概説してきました。第2回目では、現代における企業の事業活動において、顧客や消費者が何を求めているのかということを、コンプライアンスの観点から検討してみたいと思います。

ここでは、平成20年に発生した事故米の転用の事例、基準値を超える汚染された地下水で生産されたウインナー等が回収された事件、さらには平成19年に大きな問題となった食品の偽装表示などを参考にしながら考察してみたいと思います。

1.発覚した偽装事件の数々

(1)まず、事故米の転用の事件は、米販売会社が、工業用ノリの原料として購入した農薬カビ毒に汚染された事故米を食用と偽って販売していたなどの事件です。

有機リン系農薬成分メタミドポスの基準値を超え事故米となった中国産もち米にが、複数の仲介業者を経て、近畿2府4県の計118の医療・福祉施設や保育園、菓子メーカー、和菓子店などに転売され、赤飯やおこわ、給食、せんべい、和菓子などに使用されたり、中国、ベトナム、米国産うるち米などのカビ米が、九州の酒造メーカーに販売されたり、さらにアセタミプリドで汚染されたベトナム産うるち米が、仲介業者を経て酒造メーカーに転売されていたもので、酒造メーカーは自主回収などの対応に追われました。

イラスト

(2)また、基準値を超える汚染された地下水で生産されたウインナー等が回収された事件は、大手食品メーカーの千葉県柏市にある東京工場で、製品加工過程で使用していた地下水から基準(0.01㎎/L)を超える値の0.02~0.03㎎/Lのシアン化物イオン及び塩化シアンが検出されました。これを受けて同社は、あらびきグルメウインナーなど、沖縄を除く全国46都道府県に出荷した商品の自主回収に追われました。

イラスト

(3)さらに、平成19年に発生した食品の偽装表示の例では、[1]洋菓子で著名なAが消費期限切れの原材料を使用していた事件、[2]食肉を偽装していたBの事件、[3]お土産で有名な洋菓子で賞味期限を改ざんしていたCの事件、[4]和菓子の製造日を改ざんしていたDの事件、[5]一部商品で賞味期限ラベルの貼り替えなどを行っていた著名な料亭Eの事件などが発生しました。そして、平成19年に発生した[2]の食肉偽装の事件では、代表者が刑事責任を追及され(不正競争防止法違反(虚偽表示)と詐欺罪)、一審の札幌地裁で平成20年3月19日に懲役4年の実刑判決が言い渡されております。

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